2015年6月6日土曜日

考えることについて、ギリシャ債務不履行


昨日、ギリシャがディフォルトした、、、と書かれた記事は見当たらないし、そのようなビデオも無いが約束の期日にお金を返さないことを債務不履行というのだから、ギリシャはどうしてもディフォルトしてしまった、としか言いようが無い。言葉とは不思議なもので、最初の人間が変なことを言ってしまってそれが広まってしまうと、もう収拾がつかなくなる。何が本当で何が嘘なのかわからなくなる。人間は伝達するのは得意だが、考えるのは億劫になる動物、というよりも、普段考えるということをしなくなっているので、考えることをあまり必要としないコミュニケーションをしてしまうのだろう。考えるということは自分とコミュニケーションすることになるので、どうしても努力してしまう。他人と喋るほうのコミュニケーションはcommunication 呼んで字の如く情報のやり取りだから、人の受け売りでも差し支えない。普段考えるという作業をしていないと、だんだん考えられなくなってくる。これは体を動かすこととまったく同じで、普段走っていない人に急に走れといっても、50メートルも走れないのと同じだ。考えるという作業は別に難しくない。人から聞いたことを自分で咀嚼(そしゃく)してみるのが一番簡単な方法で、言い換えれば聞いたことを鵜呑みにしないことだといえる。何でもかんでも人の言うことにケチをつける人、天邪鬼 tater hater がいるが、それは違う。それは態度、気質の問題で、思考の問題ではないのだから。

参考リンク
http://bridge-english.blogspot.jp/2011/10/blog-post_28.html  盗人に追銭(ぬすびとにおいせん)を英語でなんと言うか?