君の英語は20年遅れている、と言っても何のことだかピンと来ないだろう。30年、40年遅れていると断言してもいいのだが、一応20年にしておこう。これは一般のアメリカ人やイギリス人と日本人の英語の学力の違いだ。20年の遅れを挽回するには20年必要だ。これはバカでもわかるはずだ。この遅れを取り戻すためには向うの人間の倍の努力で10年、四倍の努力で5年かかる。なぜこのような話しをするのかと言えば、電車に乗ると必ずドアの近くに英会話学校の宣伝広告が目に付き、英語が「お手軽に」身につくような印象ばかりを与えるからだ。
英語は自習するものだ。英会話学校では「挨拶」くらいの英語を習うのが関の山。それで満足できる人ならそれで結構だが、大体の英語学習者の目的は英書をすらすら読みたい、映画、テレビを字幕なしで楽しみたい
だと思う。このレベルに達するためだけでも相当な勉強が必要だ。英会話学校に10年20年通ったところで、読めるようになるのはせいぜい簡単な恋愛小説のレベルで、少しレベルの高い小説にはまったく歯が立たないだろう。「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」という格言がある。お腹のすいた人に魚をあげるとその場しのぎにはなるが、その場限りでもある。魚の釣り方を教えてあげればそれは一生ものになる。英語も「英語の学び方」さえ身につければ後はいくらでも自習が出来るようになる。私の知っている限りの「英語の学び方」を列記してみると、
1.英文タイプ40wpmを達成する。
2.英英辞書を使う。
3.単語、イディオムを
正しい発音で無限に増やす。
4.暗記、暗記、暗記
言うまでもないことだが、英語を聞いて、英書を読むのは日課にしなければならない。
さて、この学習法を一日5時間10年続けると君の英語はネイティブに近づいてくる、と言えば少しは救われるかもしれない。つまり、英語の学習にここでお終いは存在しない。頑張れ。
3:52 who taught you to fish? 君は誰に師事した?
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