FULL SPEECH: Miriam Defensor Santiago at the University of Perpetual Help, Laguna
この女性の、発音もイントネーションもアメリカ英語、イギリス英語とはかけ離れているが、リスニングはちゃんと出来ている。この英語で立派に通用する。教科書にあるような発音のお手本を真似ても、それはネイティブのアナウンサーの発音に近くなるだけの話で、ネイティブの実際の発音は教科書の発音どおりではないし発音を間違えることもある。だから、教科書どおりの正しいな発音を身につけることは正論ではあるが、リスニング攻略の全てではない。いくら正しい発音をされたところで、わからない単語は何度聞いてもわからない。これをいってしまえば身も蓋(ふた)もなくなるが、リスニングに魔法は存在しない。逆の言い方をすると、知っている単語、イディオム、などは少々発音を間違われたり、言い方をかえられても十分に理解できるということだ。急がば回れの典型になってしまうが、単語、イディオムを増やし、毎日英語を聞く。これを繰り返すことが、リスニングの向上の最短距離だ。