2018年9月16日日曜日

私の英語ノート 2018/09/16


いつか、同時通訳者の千田良一先生が fatberg を 凝塊油脂(ぎょうかいゆし)と命名されたことを書いた。先日、先生から通訳者の会合で fatberg の訳語を「固着油脂」に決定されたことを教えていただいた。日本の下水道には、オイルボールとかの可愛い固着油脂があり、中国では地溝油とかいう、正体不明のドブ油が有名だ。横須賀市の下水処理場に勤務して下水溝の掃除をしていた私の知り合いがいるが、糞尿の話しはあったが固着油脂についての話は聞かなかった。日本の下水道は海外に比べて比較的きれい(?)なのではないかと思う。

「石の上にも三年」「桃栗三年柿八年」などの根気が要る言い回しはあるが、英語は10年勉強しても「ひよっこ」の域を出ない。10歳児を見てみれば納得できるだろう。ここで、最澄(さいちょう)の言葉を引用する。15:54 最下鈍(さいげどん)の者も、十二年を経れば、必ず一験(いっけん)を得る。

達成するか自決するか!1300年の歴史で二人~大峯千日回峰行 塩沼亮潤氏

ちなみに、最下鈍の者とは労せずして益を求める愚か者のことだ。最澄の言葉を英語に置き換えて、アレンジして言うなら、英語の習得に頭の良し悪しは関係ない、正しい方法で毎日積み重ねていれば、必ずマスターできる、となる。