2019年3月10日日曜日

私の英語ノート 2019/03/10


なぜ英語が上達しないか?についてのヒントは本屋で見つけることが出来る。本屋に氾濫する英語参考書、受験本などをみれば、全てが「これだけやればいい」のような印象を与える。そのような教本が職場に何冊かおかれている。何度も読まれたような本だが、受験に対してはある程度の効果が期待できるというだけの効果しかないと思う。要はテストの点数を上げるための英語参考書の類は実際にはあまり役に立たないということだ。昨日、クリントイーストウッドの運び屋、the mule, を見たのだが、このブログでおなじみの単語、イディオムがオンパレードで出てきた。日本語の字幕だけが邪魔だった。英語はまず音ありきと言うことをしっかりと頭に刻んで欲しい。音そして文字の順番でおぼえるのが、本を読むときに本当に役に立つ。本を読むと頭の中で実際の会話が音として聞こえてくるからだ。受験本を目で見ながら勉強していたのでは、英語の小説は幼児本かごく簡単な恋愛物しか読めないだろう。英語にこれだけやればいいと言う枠(わく)のようなものは存在しない。英英辞書にしても新しい言葉は収録されるし、死語は削除される。だから、常に生きた英語に接している必要がある。英語参考書、受験本などではまったく役に立たない。私は日本の英語教育は100年以上間違っていたと思っているし、それを是正する手段が国内に存在しなかったからこそ、留学が唯一の道であったことは承知している。しかし、そのような暗黒の時代はすでに終わった。日々、生の英語を耳に入れることは当たり前になった。にもかかわらず、本屋には昔ながらの「これだけやればいい」式の役に立たない本が並んでいる。英語がたった一冊の本でどれだけわかると言うのだろうか?英語の基本文型を頭に叩き込んだら、後はひたすら語彙を増やす以外に英語の勉強法はない。毎日英語を聞いて、英書を読んで、語彙を増やして欲しい。そして私は読者に自分の英語辞書をつくることをおすすめしたい。自分でつくった英語の辞書こそが、最高の参考書、受験本になるだろう。

THE MULE - Official Trailer

上の「the mule 運び屋」のスキットにはないが、映画の中にでてくる a glutton for punishment, for what it's worth などが、ヒアリング問題としてはいけると思った。いつも言うように会話とは単語やイディオムのオンパレードなので、英語の勉強とは「わからない単語やイディオムを一つ一つ丹念につぶしていくだけのローテク作業」といえる。