2012年12月4日火曜日

カネ、カネ、カネのいやらしいビデオ


二日ほど前から出回っているのこビデオはアメリカの拝金主義と偽善を見事に象徴しています。まずはご覧ください。

日本でも地獄の沙汰も金次第といって、カネが渡世の命綱です。しかしアメリカは露骨にカネ金かねカネ、、、、の世界です。上のビデオは要するに貧乏な患者がカネ払いが悪いので強制退院をさせられることになっていて、その前日に母親が子供を、精算をせずに、連れ去った、というものです。つまり食い逃げをしたということを咎めたいのに、そのようなことはおくびにも出さず、この少女の命が危ないから情報提供を呼びかけるというものです。しかし病院側はそれを承知で強制退院させようとしていた。なぜ食い逃げの事実を伏せるのか?やはり病院としての世間体と言うものもあるのでしょう。日本でもそうですが病院の名前には聖書由来のものが沢山ある。聖ナントカ病院というのがそれです。アメリカではsaint ナントカ、Mount Sinai とかいろいろあります。キリスト、聖書由来だから露骨に全額前払いとは言えず、退院時に精算となるわけだが、今回はその前にドロンされた、、、集金目当てと言うと病院のイメージが悪くなるが少女の命が危ないと言えばそうはならないし、食い逃げ犯も捕まえることができる、、、いやらしすぎる。仁術であるべき医術がいつから算術になったのだろうか?このような場所は病院にあらず、伏魔殿(den of evil, lair of villainy, hive of scum and villainy)だ。報道機関も承知の上で偽善報道に加担している。メディアの罪は重い。注;hive of scum and villainyはスターウォーズの初作の中のセリフです。

参考リンク
http://www.youtube.com/watch?v=kNLyeYul5PA  こちらのビデオは病院が患者をもっと入院させろち医師に指示を出すものですが、いやらしいのかどうかは判別がむずかしい。病院の経営は慈善事業ではないのでどうしても損益分岐点を考慮せざるを得ないからだ。私には両者の言い分がよくわかる。
http://bridge-english.blogspot.jp/2015/10/blog-post_33.html  ヒポクラテスの誓い
https://www.youtube.com/watch?v=nEy0tSX82rY  0:24 Mount Sinai Hospital
The high cost of hospital TV (CBC Marketplace)

練習問題解答
a-2063 secret lair 聞き逃していけない単語が lair です。
a-4485 secret underground lair