2013年3月26日火曜日

読む英語


いつか、電車の中で英語をつぶやきながら読んでいるお年寄りを見た。本人は読んでいるつもりだろうが理解できていたのかは疑問だ。英語を読むという行為は自分で音を出すものではなく本のほうからこちらに語りかけてくる行為のこと。ヒアリングの完成があってこそスラスラと読書ができるようになる。日本の英語教育はヒアリングがないままいきなり英語を読むことから始まるので簡単な英語が不落の要塞に見えてくるのだろう。まずはヒアリングに力を入れること。英文は話すように書かれているのでヒアリングが上達すれば会話もできるようになり、唇を動かさずとも読書が可能になる。これは自然の流れで、特別な技術でもなんでもない。いつものことながら、単語とイディオムを増やすだけの単純作業の繰り返し。ローテクの極みだ。英語の教材の選び方で、一言助言をするなら、甘い言葉につられるなと言いたい。
http://bridge-english.blogspot.com/2012/07/blog-post_1124.html  横浜に行く