2012年7月19日木曜日

英語で考えることの意味

難しい秘伝とか奥義があるわけではありません。ひたすら英語を正しい方法でインプットしていけば、嫌でも英語でしか考えられなくなります。英語で考えるとは頭のなかで和文英訳をすることではなく、頭にストックしてある英語から選び出す作業のことです。日本語を英文法を駆使してぎこちない英語に訳すことではなく英語(単語、イディオム、文化的なもの)をひたすら増やして、そこから日本語の意味に近いものを選ぶことが英語で考える一番の近道です。正しい方法と強調したのは正しくない方法で勉強している人があまりにも多いからです、試験のための勉強はともすれば英語をゆがめてしまいます。正しい表現や間違った表現からの選択問題は一番困ります。間違った表現は絶対に英語学習者の目に触れさせるべきではありません。また正しくない会話も身につけてはいけません。会話にずるく慣れてしまうとどこが間違っているのかわからなくなります。基本文型をマスターするべきです。スピーチを丸々暗記するのはいいことですが、わたしはそんな暇があればもっともっとイディオム、単語を増やすべきだと思います。英語で考える具体例としては、喧嘩両成敗がいいでしょう。研究社 新和英中辞典にはin a quarrel, both parties are to blameと書かれていますが、これはどこかの大学の先生の作文です。非のつけようがないかもしれませんが、喧嘩を一人でする人間はいないのでboth partiesは不必要です。喧嘩両成敗と同じ意味の英語表現はno tolerance policy for fights, zero tolerance (policy) for fightsです。また「あばたもえくぼ」はlove is blind以外の何者でもなく、必ずこうならなければいけません。それはもっと簡単な単語に現れています。だれも手首をhand neckとか言わないのはwristと言う単語が頭に入っているからです。英語で考えるとはひたすら英語を正しい方法でインプットして日本語と英語の差をつめていくことです。 注;私がここで言う基本文形とは五文型のことではありません。実際に使われている表現を頭に叩き込めと言うことです。

参考リンク
http://bridge-english.blogspot.jp/2010/03/blog-post_4855.html 喧嘩両成敗を英語でなんと言うか?